当院はアレルギー検査
(血液検査、パッチテスト)に対応しています
アレルギーには1~4型があり、皮膚に関係するアレルギーは主に1型と4型です。
1型は即時型アレルギー(じんましんを起こすタイプ)、4型は遅延型アレルギー(接触皮膚炎(かぶれ)を起こすタイプ)です。
食物アレルギーや花粉症、アトピー性皮膚炎などでは、血液検査(特異IgE抗体検査)、接触皮膚炎(かぶれ、金属アレルギーなど)の場合はパッチテストを行います。
『血液検査』について
特異的IgE抗体
花粉、ほこり、ダニ、カビ、細菌、動物、食物、寄生虫、薬品、昆虫、職業性アレルゲンなど150以上のアレルゲンが検査可能です。
保険診療の場合、一度に検査できる項目は限られています。
セット検査
Viewアレルギー39という39項目を一度に調べる検査があります。
花粉やハウスダストなどの吸入系アレルゲンや、卵や小麦などの食物系アレルゲンが含まれています。
吸入系・その他のアレルゲン
- 室内塵
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- ヤケヒョウヒダニ
- ハウスダスト
- 動物
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- ネコ
- イヌ
- 昆虫
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- ガ
- ゴキブリ
- 樹木
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- スギ
- ヒノキ
- ハンノキ
- シラカンバ
- イネ科植物
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- カモガヤ
- オオアワガエリ
- 雑草
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- ブタクサ
- ヨモギ
- 真菌
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- アルテルナリア(ススカビ)
- アスペルギルス(コウジカビ)
- カンジタ
- マラセチア(属)
- 職業性
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- ラテックス
食物系アレルゲン
- 卵
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- 卵白
- オボムコイド
- 牛乳
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- ミルク
- 穀類
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- 小麦
- ソバ
- 米
- 甲殻類
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- エビ
- カニ
- 豆類
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- 大豆
- ピーナッツ
- 肉類
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- 鶏肉
- 牛肉
- 豚肉
- 果物
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- キウイ
- りんご
- バナナ
- その他
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- ゴマ
『パッチテスト』について
接触皮膚炎(かぶれ)の原因と考えられる物質を背中や上腕に貼付して、皮膚の反応を調べる検査です。湿疹や皮膚炎の原因として、皮膚に接触する化学物質、日用品、化粧品、薬剤、金属などが関係していないかどうかを調べます。
当院で使用するパッチテストパネルについて
当院では佐藤製薬のパッチテストパネル(S)を取り扱っています。
日常生活の中で肌に触れるものすべてがかぶれの原因となり得ます。その中でもとくにかぶれを起こしやすい成分を、日本接触皮膚炎学会がピックアップしたものがジャパニーズスタンダードアレルゲンです。パッチテストパネル(S)は、ジャパニーズスタンダードアレルゲンの22種を検査するためのキットになります。
汗をかきやすい夏場には、正確な判定が難しいことが多いため、夏季は実施できません。
パッチテストの流れ
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Step01
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背中や二の腕内側の正常な皮膚に、パッチテストパネルを貼ります。
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Step02
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2日後(48時間後)に再診して頂き、 パッチテスターを剥がし、30分待機した後に1回目の判定を行います。
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Step03
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判定は2日後(48時間後)と3日後(72時間後)に行います。可能であれば1週間後にも判定を行います。
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パッチテスト期間中の注意事項
パッチテストテープを貼ってから1回目の判定までは、検査部位を濡らさないようにしてください。パネルを除去した後は水にぬらしても大丈夫ですが、検査部位をこすらないでください。テスト期間中は、スポーツなどの汗をかく動作は避けてください。
当院では以下のスケジュールでパッチテストを実施しています
検査日 | 48時間判定 | 72時間判定 | |
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1 | 水曜日 | 金曜日 | 土曜日 |
2 | 土曜日 | 月曜日 | 火曜日 |