『しわ』は程度によって3つに分類されます
しわは程度によって3つに分類され、いずれも、原因は皮膚の乾燥と、紫外線による光老化、真皮の弾力の喪失、皮下脂肪の萎縮、表情筋による皮膚のゆるみが様々に重なってできます。
乾燥じわのような浅いしわは、真皮や角質層の保湿因子の一つであるヒアルロン酸やコラーゲンを補うと目立たなくなります。当院では、イオン化されないヒアルロン酸やコラーゲンはエレクトロポレーションで皮膚に導入します。
また、ケミカルピーリングやトレチノイン療法を行うと、ターンオーバーを高め、潤いが増しますが、乾燥、紅斑、かゆみ、かさぶたが生じることがありますので、その場合は保湿やステロイドの外用が必要です。
小じわや大きいしわは、潤いを増すだけでは改善は難しいので、光照射を行い、真皮の浅いレベルに熱を加え、コラーゲンの産生を促します。
照射当日は紅斑が出ることがありますが、通常は翌日には引きます。残った場合はステロイドの外用をします。
また、近赤外線や超音波のレーザー照射で真皮深く~筋膜までに熱を加えることでコラーゲンの収縮、増生を促進させます。
照射後、紅斑、痛みを生じることもありえますが、その場合はクーリング、ステロイドの外用を行います。