円形脱毛症

重症の円形脱毛症は頭全体や全身の毛が
抜け落ちる場合もあります

円形脱毛症は毛を作る毛包周囲に炎症が起き、リンパ球が毛包組織を攻撃する自己免疫反応が起きて、毛が抜ける病気です。

脱毛症状は頭部にコイン状に1個でるものや、多発したり、眉毛や睫毛、髭、体毛に生じることもあります。重症の場合には、頭全体や全身の毛が抜け落ちる場合もあります。

脱毛は一度だけのこともあれば何度も再発する場合もあります。
小さな脱毛斑は自然に改善することもありますが、何度も再発したり徐々に多発、拡大したりするような場合もあります。

円形脱毛症 イメージ

円形脱毛症の原因について

  • 円形脱毛症を発症しやすい遺伝的な体質を持っている場合や、疲労、感染症など肉体的、精神的ストレスが引き金となることもありますが、実際には明らかな誘因がないことも多いです。
  • アトピー素因、甲状腺疾患や膠原病との関連もいわれています。

円形脱毛症の治療について

  • ステロイド外用療法、ステロイド局所注射や、カルプロニウム塩化物外用液、抗ヒスタミン薬・セファランチン・グリチルリチンなどの内服、液体窒素療法、局所免疫療法、紫外線療法などが一般的に行われます。
  • 50%以上に及ぶ脱毛が6ヶ月程度以上続くような重症の場合、内服薬のJAK阻害剤による治療も適応になりました。
  • 広範囲の脱毛が急速に進むような場合には、入院しステロイドを短期間大量に投与するステロイドパルス療法が適応になることがあります。
  • 当院で行っていない治療は、適切な基幹病院や専門医療機関をご紹介いたします。
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