悪性の皮膚腫瘍の
可能性もあります
皮膚腫瘍は、皮膚やその下の組織で生じる腫瘍や腫れのことを指し、良性(非がん性)と悪性(がん性)の両方が含まれます。
悪性の皮膚腫瘍は、がん性のものであり、適切な治療を行わない場合、他の部位に転移する可能性があります。
気になる症状がある場合は、皮膚科専門医が診断する当院を受診ください。
皮膚腫瘍の種類
粉瘤(アテローマ、アテローム)
粉瘤(アテローマ、アテローム)は皮膚の下にできる小さなふくろ状の良性腫瘍で、角質や皮脂が内部に貯まっています。徐々に大きくなっていったり、細菌が入り感染したり、ふくろが破れたりして、炎症が起きることがあります。
炎症が起きた際は、軽症の場合は抗生物質の内服で改善しますが、症状が進行していると切開して、膿を圧出する必要があります。
根治させるためには、炎症が落ち着いて1、2ヶ月してから摘出術が必要になります。
その他皮膚腫瘍
視診、触診、ダーモスコピー(特殊な拡大鏡)を用いて検査をし、良性か悪性か判断をします。判断の難しい場合、皮膚生検(組織検査)を行う場合があります。見た目などから悪性の可能性が高い場合、組織検査の結果が悪性であった場合には大学病院・総合病院にご紹介します。